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・・・ 髪の毛を伝染媒体とする病気 ・・・
今年の夏も暑い日が続きますが、年々日本の平均気温も上がり熱帯化が進んでいるように思います。今まで、いなかった熱帯の植物や昆虫の繁殖も増えてきました、伝染病もそのひとつで、今後熱帯の伝染病の流行が心配されます。
あまり知られていませんが、世の中には、なんと髪の毛を伝染媒体としている病気もあるのです。アメリカでは数年前から流行してきていますが日本でも現在、東京、北陸、近畿地方で流行が報告されています。それは輸入真菌症である「Trichophyton
tonsurans」による頭部白癬菌という脱毛を伴う寄生感染症です。今まではスポーツなどの身体的な接触の多いレスリング、柔道の選手たちの間で感染が広がっていましたが、現在は子供から高齢者まで幅広い流行を見せています。
症状としては、頭皮が赤くなり斑点状になります、大きさは5ミリから8ミリぐらいで圧痛を伴い、進行すると頭皮がただれ、脱毛していきます。ステロイド剤や尿素軟膏では効果が少なく、かえって炎症が広がる厄介な病気なのです。
万が一異変に気が付いたら、皮膚科に行って細菌検査を受け治療して下さい。
ケルスス禿瘡や頭部白癬に感染すると完治もしにくく、治療に時間がかかるので予防として普段から毎日の洗髪や清潔にすることを心がけましょう。
とくに、洗髪後ぬれたままにしないでタオルでしっかりふき取り、ドライヤーで頭皮側から乾かせてください。髪は乾くと髪の表面のキューティクルが閉じて髪の内部組織の保水にもなりますし、外部からのダメージにも強くなります。
いったん、脱毛症を起こすと皮膚炎症が治っても、なかなか生えてこないということになります。顔や髪の毛は露出しているところなので、トラブルが起きるとショックやストレスがとても大きくなり、社会生活にまで影響してしまいますので、早めの治療、対処が大切になります。
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